「日本の保育園たりない問題にカツ!」

「ちょっとはずれちゃったのよ~」
高齢初産で育児休暇をとっていた友人が悲鳴をあげている。
もうすぐ1年間の育児休暇もおわるので区の保育園に
申し込んだが入園許可がおりなかったそうだ。
「納税額が多かったのが敗因に違いない」とのこと。
そりゃあ20年以上も働いていれば高給取りにもなるわなあ。
「ずーっとちゃんと税金払っているのに何が悪いんだ!」
友人は荒れている。

少子化に悩む日本に貴重な赤ん坊を産み貢献してくれた彼女。
それも誰もが「もう産まないに違いない」とあきらめていたお年頃で。
深夜の授乳も、おんぶにだっこも、40過ぎには堪えるだろう。
それでもがんばって育児をしている。
そのうえ職場に復帰し日本経済をも支えていこうとしてくれているのに。
「保育園のひとつも準備できねえってのか、え~!!」
お品のいい友人だって区の担当者の首根っこつかまえて
暴れたくもなりますわなあ。

日本では少子化担当大臣なんてポジションができて、もうずいぶんになるのに
せっかく産んでもらった子供達の保育園ひとつ確保できないってどういうこと?
「産めよ、増やせよ。だけど社会復帰はしないでいい」
と有能な女性たちを排除したい男性陣の策略か?
働きたいのに預ける先がないと自宅待機を余儀なくされる?
失業者があふれているのに保育園での働き手がいない?
認可保育園がいっぱいで無認可保育園に仕方なく通わせる?
「無認可」って危険な響き。なんでそんな呼び方するの??
チャイルド・ケアは、保育園だけじゃないはずだ。
なんかもっとほかの方法はないの??
なんで?なんで?なんで~??
そんなクエスチョンマークが
アメリカで育児をしてきているわたしの頭の中で、
ぐるぐるかけめぐっている。

日本のみなさま、ちょっとアメリカのチャイルド・ケア事情を
知ってちょうだいませ。
米労働省ウエッブサイト では、
ざっくりとしたチャイルド・ケアをとりまく環境が学べますぞ。

それによると、チャイルド・ケア運営者は33%が自営で自宅で実施。
チャイルド・ケアに従事するための必修条件は高校卒業(もしくは中退)から
大卒までとケース・バイ・ケース。
1年勤めては辞める人が多く常に人材が必要で就職しやすい。
・・・とある。

アメリカでは、「まあ、しばらく子守をして働こうか」と
気軽に仕事を見つけられるのがチャイルド・ケア業界なのです。
一般人向けの公立の保育園などアメリカにはないし
日本のように保育士の資格もいらない。
だから各保育園の判断しだいであなたもわたしも保育園の先生になれるのです。
(犯罪歴なんかはびしっとチェックされますが!)
そしてチャイルド・ケアの道に自分のキャリアを見出したら
スペシャリストとして認定してもらうコースをとればよいのだ。
The Child Development Associate とか
Certified Childcare Specialist  とか
このような認定を受ければ信頼され、チャイルドケア業界でのキャリア・アップに役立つのだ。
まず保育士の資格ありきの日本とは違うでしょ。
10代後半で「保育の道にすすむ!」と決め込むのはむずかしいじゃないですか。
はじめから厳しい資格を求めず老いも若きにも中年にももっと門戸を開いて
保育園に人材を供給できるようにすればいいのじゃないかなあ、日本も。

アメリカでも働くお母さんは、自分の赤ん坊を安心して預ける先を探すのには苦労する。
妊娠したらすぐ人気のある保育園に登録する人もいる。
アメリカの保育園は高いのですよ~。
保育園に毎月1000ドル以上かかるのはあたりまえ。
子供の人数が少ないクオリティーの高い保育園は1500ドル以上する。
「保育園から大学行かすほど金がかかるのか~!」
アメリカにやって来たばかりで薄給で働いていたわたしは、
目玉が飛び出るほどびっくりしたものだ。
それでも「働きたいなら仕方ない」「今だけの出費だ」とわりきって
子供を預けて働いたのだ。

赤ん坊のうちはアットホームな環境で面倒をみてもらいたいとナニーを雇う人もいる。
派遣サービスは高いから自分で広告を出し、面接をし、信用できる人を探したり、
2、3人で共同してナニーを雇って費用削減につとめたり、
近所の子供好きの暇なおばさんを説き伏せてナニーになってもらったり、
夫婦で働く時間が重ならないようにして交代で育児したり・・・。
日本のように自治体はなにもしてくれないから
自分が安心して働くためにはありとあらゆる手をつくし
「チャイルドケア」の環境を自分で整える。
それが、アメリカの働く女性なんだな。

日本のみなさんにいいたいこと!
国は保育士資格制度を柔軟に考え直そう!
高校卒業してすぐ「保育の道に行く!」と腹をくくれるものでもないでしょ。
中年になってから「保育士の資格とっときゃよかった」って思ってる人
いっぱいいると思うな。でも「資格がないからダメ」とあきらめちゃってる。
資格なくったって優秀な「保育士」の資質を持っている人はいる。
だから老いも若きも中年にもまず保育の道への門戸を開き保育園に
人材を供給できるよう制度を変えよう!

日本の働きたいお母さん達は国や自治体に頼らず自分にあった
チャイルドケアを生み出そう!認可保育園だけがチャイルドケアではない!
頼れる人を自分で探そう。
ほかの働きたいお母さん仲間と協力して打開策を考えよう。
アメリカで幼い子供がいたら働いていなくたって子供を預けられる
ベビーシッターリストを持っているのがあたりまえ。
このリストは自分で作りあげたネットワークの結晶。
「人の手を借りねば育児はできない」とわりきっているので
自分が出かけたいときなどに頼れる人を事前に見出しておくのだ。
近所の暇なおばさん、学生など。
「この人信頼できそうだな」と日頃からスカウトモードで
人柄をチェックし、いい関係を築いておくのだ。
これは育児する親の基本中の基本。
わたしも頼れる日本人留学生を常に数名かこっていたもんね。
ベビーシッターを頼む以外でも家によんで一緒にごはんを食べたり
困ったことがあったら助けてあげたりのいい関係を保ってました。

日本の若い子って子守したことあるのかなあ?
アメリカのテイーンエイジャーはベビーシッターをしておこづかいを稼ぎますよ。
病院でティーンエイジャー向けに1、2日通えばよいベビーシッター認定コースがあって、
それを武器に「ちゃんと認定もらってま~す。しっかり子守りしま~す」
と我がテイーンエイジャーの娘も幼い子を持つ親に会うたびに営業に余念がないもんね。
日本の自治体でもこうしたベビーシッター認定コースを開催し
育児中のお父さんお母さんのサポートができる人材を育てましょうよ。

「無認可」なんて呼ばれる保育園の存在も解せない!
アメリカの保育園は州が認可しなければ運営できない。
無認可保育園なんてものがあったら罰せられるよ。
そのかわり認可されるハードルは日本ほど高くない。
だから親は自分の目で質の高い保育園を選ぶのだ。
安全性が約束されていればそれでいいと思うけどなあ。

保育園が足りないならまずは赤ん坊対象だけの施設を増やしたらどうでしょう?
ニーズがあるんだからビジネスチャンスでしょ、そこの実業家!始めなさいよ!
そして幼稚園入学を早めてアメリカのプリスクール(幼稚園(1年間)の前の2年間通うのが一般的)のような学校環境に早くあがれるようにしたらどう?3歳児以下クラスを設置する幼稚園に助成金を払うのだよ、国は。うちの娘たちも赤ん坊の頃から通っていた保育園を3歳でやめてプリスクールに入学した。6時までの学童保育のようなサービスがついているのが一般的で別料金払えばOK。朝も9時開始だけど7時半から面倒みてくれたし。保育園よりもプログラムも充実していてとてもすばらしい環境に1日いられてとってもよかったですよ。

どう?日本のみなさん~アメリカチャイルドケア業界を参考に
日本を変えられないかなあ。
「子供を産んだら働かない」というチョイスはあってもいいけど、
「働けない」なんて環境は許せませんぞ。
「待機児童」なんて後ろ向きな名称の子供たちがうじゃうじゃいる国もはずかしい!
こんな状況じゃ優れた遺伝子を持ってる女性たちがもう産んでくれなくなるぞ!
いいのか日本よ、優秀なお子様が生まれてこなくなるぞ!

「産んでくれたら保育園確保!」って掲げたら
働く女性もふんぎりつけて出産思考になってくれるだろうなあ。
せめて高齢出産のお母さんに優待プランがあってもいいんじゃないの?
どう~少子化担当大臣さん!
わたしほかにもいろいろアイデアあるからいつでもきいてちょうだい!
日本の女性よ、逆境に負けずがんばろう!

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